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ルイス・ロッシは、世界でもほとんど例のないオーダーメイドによる最高級ハンドメイドクラリネットで、ここ数年欧米で急速に評価を高めています。 上下管が一体となったワンピースボディはロッシ独自のもので、レスポンスの素晴らしさと響きの豊かさ、驚くほど正確なイントネーションなどで従来のクラリネットを凌駕しています。 ローズウッド、ブラックウッドの2種類の材質と多数のボアからいずれかをオーダー出来るのも特徴です。 ロッシ・ハンドメイドクラリネットの製作者ルイス・ロッシは、チリの首都サンチャゴに工房を構えて楽器を製作するかたわら、南米を代表するクラリネット奏者として、演奏と指導に国際的に活躍。彼の活動範囲が広がるにつれ、その楽器もますます注目を浴びています。


Luis Rossi ルイス・ロッシ
アルゼンチン生まれ。ブエノスアイレス音楽院卒業後、パリでギイ・ドゥプリュに学び、 英国ロイヤルアカデミーでジョン・マッコーに師事。同院をディプロマを得て卒業。 優れたクラリネット奏者でもあり、パメラ・ウェストン著『現代のクラリネット・ヴィルトゥオーゾたち』にも紹介されている。 チリ、アルゼンチン、ベネズエラ、ペルーなど南米各国の主要オーケストラにソリストとして出演しているほか、南米では最も有名なクラリネット指導者の一人として飛び回っている。 氏の活躍ぶりは『ザ・クラリネット』で度々紹介されていた他、英国のクラリネット・サクソフォン協会機関誌は氏とその楽器について巻頭インタビューで紹介した。 パメラ・ウェストンは上記の本の中で彼の楽器を「将来クラリネットのロールスロイスになることは間違いない」と紹介。 英国時代に楽器作りを始め、1984年に自身のために第1号機を完成。翌年には国際クラリネット協会機関誌に彼の楽器が紹介されて注目を浴びた。現在はチリのサンチャゴに在住、工房も同市にある。

材質
ブラックウッド

最も一般的な材質で、密度も最大。
長い年月をかけて熟成させた最良のアフリカン・グラナディラを使用。
くっきりとした芯のある音色。
ローズウッド

甘い音色を持ち、ブラックウッドと比べやや幅広い音で、音の芯もまろやかです。オーケストラ、室内楽に理想的な音と評価する人も少なくありません。
ソリストして名高いパキート・デリヴェラもローズウッドを使用しています。


モデル
スタンダードタイプ

アメリカンモデル
アメリカの奏者が好む、音の芯がきわめてはっきりとしたクリアなサウンド。
音のプロジェクションにも優れ、アメリカでは最も好まれている。

フレンチモデル
ロッシの最もスタンダードなモデル。
幅広いサウンドで、表現の融通性に富む。
ヨーロッパと日本で最も好まれているタイプ

LRモデル
アメリカンモデルの改良型で、よりパワフルなサウンドを持つ。
メトロポリタン歌劇場のリカルド・モラエスがオーダーしたモデル。
ラージボアタイプ

ALモデル
1930年代にE.J.アルバートによって作られたクラリネットに基づいたモデル。
非常に柔軟で豊かな音色。

イングリッシュモデル
ラージボアモデルで、ソプラノクラリネットとしては最大の直径15.2mmを持っています。
英国の名手ジャック・ブライマーやジェルヴァース・ド・パイアーなどが愛用する伝統的なブージー&ホークスの名器1010をモデルにしている。

ウィーンモデル
有名なウィーンの製作家、Koktanの影響を受けたユニークなベームシステム。
イングリッシュモデルよりも比較的長めの管体と短いバレルが特徴。


オプション


左手コンフォートトンホール

左手 A♭/E♭ レバー

B♭ロッシメカニズム


ベル、バレルのジョイント部は管体の
響きを阻害しないように木製リングで作
られます。 オプションでアイボリー調の
樹脂製を選ぶことも出来ます。

ロッシの楽器にはすべて木製のサムレス
ト(右手親指かけ)がつき、上下に調整可
能です。一般的な金属の可動式サムレス
トに変更も可能です。

登録アイテム数: 4件
 
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